コモン構築での基本セット2010:白青黒
2009年7月18日 MTG:コモン構築での新セット基本セット2010から、新たにコモン・スタンダードに加わるカードたちです。
《魂の管理人/Soul Warden》
ここしばらく基本セットに再録され続けてますが、ずっとアンコモンでしたのでコモン環境には久々の復帰となります。
白のコモンに1マナのクリーチャーがこれしかおらず、基本セット内の1マナ域はだいぶ薄くなりました。
《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》
《北風乗り/Mistral Charger(DIS)》の同型再版。でも《北風乗り》もコモン環境にいたことは無いので、これは新規扱いでもいいかもしれませんね。
《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade(ARB)》など競争相手が強すぎますが、単色という強みはあるので居場所を見つけられる可能性は十分です。
《銀毛のライオン/Silvercoat Lion》
騎士、兵士、レベルと来て猫になりました。これらの中で最も部族の恩恵を受けづらく、上位互換も多数存在することから活躍は難しいです。
《目潰しの魔道士/Blinding Mage》
《おとりの達人/Master Decoy(9ED)》(と《ベナリアのわな師/Benalish Trapper(IN)》)の同型再版。今回は白は兵士を推しているだけに、ウィザードへの変更は痛いですね。ウィザードを活かせるカードが環境に《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret(MOR)》くらいしか無いです。
《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》というライバルも存在し厳しいところですが、アラーラの断片ブロックにはまともなタッパーがいないためローウィン・ブロック落ちを待てば出番はあるかもしれません。
《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》
単体性能が高いので、兵士デッキとして尖らせなくても十分使えるんじゃないかと思います。
2体出せれば《稲妻/Lightning Bolt(M10)》でも焼けないというのはおいしいですね。赤はこれを出されるとプレッシャーなんじゃないでしょうか。
《宮殿の護衛/Palace Guard》
一応兵士ですが、さすがに使わないでしょうね。
《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
パワーを強化する方。《古参兵の鎧鍛冶》と比べると単体スペックは普通ですが、クロック底上げに便利です。
《カミソリ足のグリフィン/Razorfoot Griffin》
4年ぶりの復帰。能力は2つあるものの、4マナで2/2は厳しいですね。
《信仰の壁/Wall of Faith》
堅いですが、どうしても《ノッグルの山賊/Noggle Bandit(EVE)》を止めたいとかでなければ使わないかと思います。
《包囲マストドン/Siege Mastodon》
大型としてはパンチ力に欠けます。まあ、性能で言えば所詮《鉄の根の樹人族/Ironroot Treefolk(5ED)》ですからね。
《栄光の突撃/Glorious Charge》
ようやく《戦士の誉れ/Warrior’s Honor(10E)》がまともなスペックになりました。ただ、《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》などのように、今後もこれの上位互換は登場し続けるのでしょう。
《安全な道/Safe Passage》
クリーチャー同士の殴り合いだと強いので、サイドボードとかにあると面白いのではないかと思っています。火力なんかも止めますし。
《神聖なる評決/Divine Verdict》
《首のへし折り/Neck Snap(LRW)》の同型再版。効果に対して妥当なコストなんだろうとは思いつつ、重いんですよね。
《天使の慈悲/Angel’s Mercy》
白ならもう一声欲しかったところです。コスト・パフォーマンスが《滋養/Nourish(DST)》ではなく《自然の泉/Natural Spring(10E)》基準なんですよね。
…もう一声あったら使うかと言うとそうではないのですが。
《破門/Excommunicate》
アラーラの断片にあるうえに、基本セット2010のスタンダード落ちがアラーラの断片ブロックと同時なので再録された意味があまりありません。
《真面目な捧げ物/Solemn Offering》
《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp(BOK)》の、ライフ固定版のような。ソーサリーなのが難点と言えば難点ですが、壊すのが遅れた分をライフ回復で賄ってくれたりするのでそう悪くはないです。
《絆魂/Lifelink》
絆魂をつけるだけだと厳しいですね。パワー修整などがあるとまた変わってくると思いますが。
《西風のスプライト/Zephyr Sprite》
《空飛ぶ男/Flying Men(AN)》の同型再版。《雲のスプライト/Cloud Sprite(10E)》が単純に強くなったわけで、そこに文句はありません。ただ、活躍の場を見つけるのは難しそうですね。
《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》
まあ、普通のバニラです。ローウィン・ブロックがある内は《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow(LRW)》に勝てず、ローウィン・ブロックが落ちた後はそのクリーチャー・タイプを活かせないだろうな、と。
《風のドレイク/Wind Drake》
《噛みつきドレイク/Snapping Drake(M10)》との同時収録は、意外と言えば意外ですね。しかし残念ながら《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher(ALA)》に勝てない運命です。
《角海亀/Horned Turtle》
壁としての性能はまあまあと言ったところです。2/1とか3/1が流行るとこういうのも悪くないんですが、今はあまりそういう環境ではなさそうです。
《幻影の召使い/Illusionary Servant》
3/4ですが、例えば火力に対してはタフネス1と同義なので、見た目ほどには強くはないです。
相手次第では活躍できることがありますね、こういうカード。逆に相手によってはタッパーや《巨大化/Giant Growth(M10)》系でさえ除去されます。まあ要するに安定しないのですよね。
《終わり無き海の海蛇/Serpent of the Endless Sea》
この手のカードはあまり使わないわけですが、イメージ先行のデザイン自体は好きではあります。
《ジャンプ/Jump》
なぜ再録されたのか分からないカードの内の1つです。
《否認/Negate》
《思案/Ponder》
まとめてしまいますが、この2枚の寿命が1年延びたのは嬉しい限り。
欲を言えば《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》と《選択/Opt(IN)》の方がいいとかあるんですが、まあ十分でしょう。
《認識不能/Disorient》
-7/-0とかネタでしかありません…。
《秘本掃き/Tome Scour》
ありそうで無かったカード。これを見ると、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》があまりすごく見えないですね。
《氷の牢獄/Ice Cage》
基本的には黒や赤に対して使う方が効果的ですね。これらの色は、自分で対象にして《氷の牢獄》を破壊しようとするとクリーチャーに除去を打つということになりやすいので。
逆に緑相手に使っても、《巨大化》系で強化された挙句《氷の牢獄》を破壊されるなんてこともあるので。
《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》
今回は渡りが少ないので、基本セット内ですら用途がほとんどありません。まあなぜかダブルシンボルだった《幻影の地/Phantasmal Terrain(IN)》が使いやすいコストに修正されたのはよい傾向です。
《ザスリッドの見習い僧/Acolyte of Xathrid》
軽いのはいいとして、パワー0、起動コストが2マナというのはいただけないですね。もう少し何とかならないものなのか。
《蠢く骸骨/Drudge Skeletons》
皆勤賞ですが、コモン環境には4年ぶりです。いやまあ、多分使わないんですけど。
《夜の子/Child of Night》
序盤からライフ差つけられますし、弱くはないと思います。まあ、アラーラの断片ブロックの2マナ域が強すぎて霞むのですが。環境次第では黒の序盤用クリーチャーとしての採用も検討できるレベルとは思うのですが…。
《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat》
《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(ONS)》や《ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul(UZ)》の同型再版。新戦闘ルールでの弱体化が目立ち、ちょっとそんな位置です。
《出征路のグール/Warpath Ghoul》
黒でこのサイズはやや意外。まあ、(2)(B)の2/2+αはたくさんいるので、出ても変ではないのですが。
《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
《切り刻まれた軍勢/Severed Legion(10E)》の上位互換として登場。性能は普通に良いです。
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
《屑肉を引き裂くもの/Dreg Reaver(ALA)》の同型再版。黒だけでどうしても大型を使いたいという場合くらいですね。
《破滅の刃/Doom Blade》
除去範囲は《闇への追放/Dark Banishing(9ED)》で、再生は可能。再生クリーチャーに大したものがいないことと、アラーラの断片ブロックに多数のアーティファクト・クリーチャーがいることから、黒の基本除去がこれになったのは大きいですね。《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》とかいると全然違ってきますが。
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
アラーラの断片ブロックの方向性と噛み合わないのが残念なところ。黒単かそれに近いものが組めるのかどうかは検証はしてみますがあまり期待できず。
《強迫/Duress》
黒の軽い補助カードとして嬉しい再録です。上の環境でも使えるカードですが、勢力図次第ではサイドボードに落とされることも多いかもしれませんね。
《墓暴き/Disentomb》
《死者再生/Raise Dead(9ED)》の同型再版。まあ普通のカードです。どうしても《グレイブディガー/Gravedigger(M10)》でいいような気がしてしまいます。
《血の署名/Sign in Blood》
ダブルシンボルですがこれ普通に強いですね。やってることは対象を指定しての《夜の囁き/Night’s Whisper(5DN)》なわけですから。
《衰弱/Weakness》
タフネス修整が低いので、除去としてはそれほど安定はしませんね。パワーを2下げるので、除去できなくても無効化としてはそれなりですが(《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》とか)。
《魂の出血/Soul Bleed》
一番近いのは《放浪熱/Wanderlust(5E)》ですかね。黒なのだからきちんと除去すべきかと思いますが。
白がウイニー(特に兵士)をだいぶプッシュしています。
《安全な道》や《真面目な捧げ物》など、重いなりにそれなりのこともできるという感じですね。
そう言えば、エンチャント破壊に特化したカード(《啓蒙/Demystify(10E)》、《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser(10E)》)は無くなりました。
青は、クリーチャーは《幻影の召使い》なる変わり種がいるものの、他は比較的無難なラインナップ。《西風のスプライト》は性能は良いですが、クロックとしては弱いですし青では強化も難しいので使わなさそうです。
カウンターとドローもそれなりですね。カウンターの三本柱は、しばらくはこの構成が続くんじゃないかと予想。それとバウンスが《送還》だけになりました。
《ブーメラン/Boomerang(10E)》を失った代わりに《思案》や《否認》を得たわけで、これらのカードの使用頻度からすれば十分プラスだと思います。
ただし《思案》も《否認》も、ローウィン・ブロックが使える内は増えてないも同然なので、
今回の入れ替わりで青が恩恵を受けるのは実質ローウィン・ブロック落ち後ということになりそうです。
その他のジャンルの呪文は、何だか用途が狭くて使いにくい印象を受けています。
黒は、コントロール向きの187クリーチャーを失った分、戦闘用のクリーチャーの質は上がったと思います。
ただ、それでさえまだ一線級とは言えないところですが。
除去と手札破壊は強力なものを得ましたからコントロール要素も補完はできていると思いますし、攻めるデッキでも守るデッキでも使える《血の署名》が普通に強そうなので、総合すれば十分強化されていると言えるのではないでしょうかね。
次回は赤と緑の26種類を。
《魂の管理人/Soul Warden》
ここしばらく基本セットに再録され続けてますが、ずっとアンコモンでしたのでコモン環境には久々の復帰となります。
白のコモンに1マナのクリーチャーがこれしかおらず、基本セット内の1マナ域はだいぶ薄くなりました。
《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》
《北風乗り/Mistral Charger(DIS)》の同型再版。でも《北風乗り》もコモン環境にいたことは無いので、これは新規扱いでもいいかもしれませんね。
《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade(ARB)》など競争相手が強すぎますが、単色という強みはあるので居場所を見つけられる可能性は十分です。
《銀毛のライオン/Silvercoat Lion》
騎士、兵士、レベルと来て猫になりました。これらの中で最も部族の恩恵を受けづらく、上位互換も多数存在することから活躍は難しいです。
《目潰しの魔道士/Blinding Mage》
《おとりの達人/Master Decoy(9ED)》(と《ベナリアのわな師/Benalish Trapper(IN)》)の同型再版。今回は白は兵士を推しているだけに、ウィザードへの変更は痛いですね。ウィザードを活かせるカードが環境に《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret(MOR)》くらいしか無いです。
《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》というライバルも存在し厳しいところですが、アラーラの断片ブロックにはまともなタッパーがいないためローウィン・ブロック落ちを待てば出番はあるかもしれません。
《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》
単体性能が高いので、兵士デッキとして尖らせなくても十分使えるんじゃないかと思います。
2体出せれば《稲妻/Lightning Bolt(M10)》でも焼けないというのはおいしいですね。赤はこれを出されるとプレッシャーなんじゃないでしょうか。
《宮殿の護衛/Palace Guard》
一応兵士ですが、さすがに使わないでしょうね。
《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
パワーを強化する方。《古参兵の鎧鍛冶》と比べると単体スペックは普通ですが、クロック底上げに便利です。
《カミソリ足のグリフィン/Razorfoot Griffin》
4年ぶりの復帰。能力は2つあるものの、4マナで2/2は厳しいですね。
《信仰の壁/Wall of Faith》
堅いですが、どうしても《ノッグルの山賊/Noggle Bandit(EVE)》を止めたいとかでなければ使わないかと思います。
《包囲マストドン/Siege Mastodon》
大型としてはパンチ力に欠けます。まあ、性能で言えば所詮《鉄の根の樹人族/Ironroot Treefolk(5ED)》ですからね。
《栄光の突撃/Glorious Charge》
ようやく《戦士の誉れ/Warrior’s Honor(10E)》がまともなスペックになりました。ただ、《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》などのように、今後もこれの上位互換は登場し続けるのでしょう。
《安全な道/Safe Passage》
クリーチャー同士の殴り合いだと強いので、サイドボードとかにあると面白いのではないかと思っています。火力なんかも止めますし。
《神聖なる評決/Divine Verdict》
《首のへし折り/Neck Snap(LRW)》の同型再版。効果に対して妥当なコストなんだろうとは思いつつ、重いんですよね。
《天使の慈悲/Angel’s Mercy》
白ならもう一声欲しかったところです。コスト・パフォーマンスが《滋養/Nourish(DST)》ではなく《自然の泉/Natural Spring(10E)》基準なんですよね。
…もう一声あったら使うかと言うとそうではないのですが。
《破門/Excommunicate》
アラーラの断片にあるうえに、基本セット2010のスタンダード落ちがアラーラの断片ブロックと同時なので再録された意味があまりありません。
《真面目な捧げ物/Solemn Offering》
《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp(BOK)》の、ライフ固定版のような。ソーサリーなのが難点と言えば難点ですが、壊すのが遅れた分をライフ回復で賄ってくれたりするのでそう悪くはないです。
《絆魂/Lifelink》
絆魂をつけるだけだと厳しいですね。パワー修整などがあるとまた変わってくると思いますが。
《西風のスプライト/Zephyr Sprite》
《空飛ぶ男/Flying Men(AN)》の同型再版。《雲のスプライト/Cloud Sprite(10E)》が単純に強くなったわけで、そこに文句はありません。ただ、活躍の場を見つけるのは難しそうですね。
《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》
まあ、普通のバニラです。ローウィン・ブロックがある内は《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow(LRW)》に勝てず、ローウィン・ブロックが落ちた後はそのクリーチャー・タイプを活かせないだろうな、と。
《風のドレイク/Wind Drake》
《噛みつきドレイク/Snapping Drake(M10)》との同時収録は、意外と言えば意外ですね。しかし残念ながら《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher(ALA)》に勝てない運命です。
《角海亀/Horned Turtle》
壁としての性能はまあまあと言ったところです。2/1とか3/1が流行るとこういうのも悪くないんですが、今はあまりそういう環境ではなさそうです。
《幻影の召使い/Illusionary Servant》
3/4ですが、例えば火力に対してはタフネス1と同義なので、見た目ほどには強くはないです。
相手次第では活躍できることがありますね、こういうカード。逆に相手によってはタッパーや《巨大化/Giant Growth(M10)》系でさえ除去されます。まあ要するに安定しないのですよね。
《終わり無き海の海蛇/Serpent of the Endless Sea》
この手のカードはあまり使わないわけですが、イメージ先行のデザイン自体は好きではあります。
《ジャンプ/Jump》
なぜ再録されたのか分からないカードの内の1つです。
《否認/Negate》
《思案/Ponder》
まとめてしまいますが、この2枚の寿命が1年延びたのは嬉しい限り。
欲を言えば《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》と《選択/Opt(IN)》の方がいいとかあるんですが、まあ十分でしょう。
《認識不能/Disorient》
-7/-0とかネタでしかありません…。
《秘本掃き/Tome Scour》
ありそうで無かったカード。これを見ると、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》があまりすごく見えないですね。
《氷の牢獄/Ice Cage》
基本的には黒や赤に対して使う方が効果的ですね。これらの色は、自分で対象にして《氷の牢獄》を破壊しようとするとクリーチャーに除去を打つということになりやすいので。
逆に緑相手に使っても、《巨大化》系で強化された挙句《氷の牢獄》を破壊されるなんてこともあるので。
《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》
今回は渡りが少ないので、基本セット内ですら用途がほとんどありません。まあなぜかダブルシンボルだった《幻影の地/Phantasmal Terrain(IN)》が使いやすいコストに修正されたのはよい傾向です。
《ザスリッドの見習い僧/Acolyte of Xathrid》
軽いのはいいとして、パワー0、起動コストが2マナというのはいただけないですね。もう少し何とかならないものなのか。
《蠢く骸骨/Drudge Skeletons》
皆勤賞ですが、コモン環境には4年ぶりです。いやまあ、多分使わないんですけど。
《夜の子/Child of Night》
序盤からライフ差つけられますし、弱くはないと思います。まあ、アラーラの断片ブロックの2マナ域が強すぎて霞むのですが。環境次第では黒の序盤用クリーチャーとしての採用も検討できるレベルとは思うのですが…。
《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat》
《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(ONS)》や《ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul(UZ)》の同型再版。新戦闘ルールでの弱体化が目立ち、ちょっとそんな位置です。
《出征路のグール/Warpath Ghoul》
黒でこのサイズはやや意外。まあ、(2)(B)の2/2+αはたくさんいるので、出ても変ではないのですが。
《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
《切り刻まれた軍勢/Severed Legion(10E)》の上位互換として登場。性能は普通に良いです。
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
《屑肉を引き裂くもの/Dreg Reaver(ALA)》の同型再版。黒だけでどうしても大型を使いたいという場合くらいですね。
《破滅の刃/Doom Blade》
除去範囲は《闇への追放/Dark Banishing(9ED)》で、再生は可能。再生クリーチャーに大したものがいないことと、アラーラの断片ブロックに多数のアーティファクト・クリーチャーがいることから、黒の基本除去がこれになったのは大きいですね。《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》とかいると全然違ってきますが。
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
アラーラの断片ブロックの方向性と噛み合わないのが残念なところ。黒単かそれに近いものが組めるのかどうかは検証はしてみますがあまり期待できず。
《強迫/Duress》
黒の軽い補助カードとして嬉しい再録です。上の環境でも使えるカードですが、勢力図次第ではサイドボードに落とされることも多いかもしれませんね。
《墓暴き/Disentomb》
《死者再生/Raise Dead(9ED)》の同型再版。まあ普通のカードです。どうしても《グレイブディガー/Gravedigger(M10)》でいいような気がしてしまいます。
《血の署名/Sign in Blood》
ダブルシンボルですがこれ普通に強いですね。やってることは対象を指定しての《夜の囁き/Night’s Whisper(5DN)》なわけですから。
《衰弱/Weakness》
タフネス修整が低いので、除去としてはそれほど安定はしませんね。パワーを2下げるので、除去できなくても無効化としてはそれなりですが(《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》とか)。
《魂の出血/Soul Bleed》
一番近いのは《放浪熱/Wanderlust(5E)》ですかね。黒なのだからきちんと除去すべきかと思いますが。
白がウイニー(特に兵士)をだいぶプッシュしています。
《安全な道》や《真面目な捧げ物》など、重いなりにそれなりのこともできるという感じですね。
そう言えば、エンチャント破壊に特化したカード(《啓蒙/Demystify(10E)》、《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser(10E)》)は無くなりました。
青は、クリーチャーは《幻影の召使い》なる変わり種がいるものの、他は比較的無難なラインナップ。《西風のスプライト》は性能は良いですが、クロックとしては弱いですし青では強化も難しいので使わなさそうです。
カウンターとドローもそれなりですね。カウンターの三本柱は、しばらくはこの構成が続くんじゃないかと予想。それとバウンスが《送還》だけになりました。
《ブーメラン/Boomerang(10E)》を失った代わりに《思案》や《否認》を得たわけで、これらのカードの使用頻度からすれば十分プラスだと思います。
ただし《思案》も《否認》も、ローウィン・ブロックが使える内は増えてないも同然なので、
今回の入れ替わりで青が恩恵を受けるのは実質ローウィン・ブロック落ち後ということになりそうです。
その他のジャンルの呪文は、何だか用途が狭くて使いにくい印象を受けています。
黒は、コントロール向きの187クリーチャーを失った分、戦闘用のクリーチャーの質は上がったと思います。
ただ、それでさえまだ一線級とは言えないところですが。
除去と手札破壊は強力なものを得ましたからコントロール要素も補完はできていると思いますし、攻めるデッキでも守るデッキでも使える《血の署名》が普通に強そうなので、総合すれば十分強化されていると言えるのではないでしょうかね。
次回は赤と緑の26種類を。
コメント