今週の新規発表分をまとめて。7枚ですが、実質3種類ですね。
原霧の境界石/Fieldmist Borderpost
(1)(W)(U)
アーティファクト
あなたは原霧の境界石のマナ・コストを支払うのではなく、(1)を支払うとともにあなたがコントロールする基本土地を1つオーナーの手札に戻してもよい。
原霧の境界石はタップ状態で場に出る。
あなたのマナ・プールに(W)か(U)を加える。
同様のものがサイクルで全5種類あります。名前と色は以下。

白青:《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
青黒:《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
黒赤:《脈火の境界石/Veinfire Borderpost》
赤緑:《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
緑白:《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》

見ての通り、色とカード名に対応があります。
黒と緑は少し分かりにくい気が。英語では「緑=Wild」なのでいいですが。

素出しでは極めて効率が悪いマナ・アーティファクトなので、代替コストでのプレイがメインとなりそうです。
代替コストの場合、基本土地を戻す都合上マナ加速にはなりません。
そのため、ある意味タップインの土地っぽい面があります。
(色付き土地をデザインしようとしたら変化していってこうなったんじゃないかって思えてきますね。)

タップインデュアルランドっぽく展開できるので、意外と悪くないんじゃないかと。
3マナで出せばマナ加速にもなりますし(まあ、この場合マナ加速のタイミングとしては遅い気もしますが)。
コモン構築でも、1ターン目から出せるマナ安定化を図れるカードって、《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》とか《マナの大鉢/Mana Cylix(CON)》とかだったので、友好2色限定とはいえ貴重です。

ほぼ土地扱いでいいと思うんですが、初手に基本土地が無かったりするとまずいのでそこは注意ですね。コモン構築ではあまり困らないと思いますが。
後は、土地よりは壊されやすいということも忘れずに。コモン構築では、相手の《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》が4/4になってしまったりするかもしれませんね。

ちなみに代替コストに必要な1マナは、《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor(ALA)》で減ります。
(徘徊コストが《蛙投げの旗騎士/Frogtosser Banneret(MOR)》で減るのと話は同じです。)
2ターン目に《エーテリウムの彫刻家》を出して、そのまま基本土地2つ戻して境界石2つ出すなんてこともできますね。

それともう2枚公開されていたコモンカードを。
炎血の襲撃者/Igneous Pouncer
(4)(B)(R)
クリーチャー ― エレメンタル
5/1
速攻
沼サイクリング(2)、山サイクリング(2)
クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
(G)(W)
クリーチャー ― 猫・ウィザード
2/2
賛美
(1), クァーサルの群れ魔道士を生け贄に捧げる:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
《炎血の襲撃者》は、《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse》のサイクルの黒赤版。
《稲妻の精霊/Lightning Elemental(10E)》系のクリーチャーですが、場に出して使うには弱すぎます。
これだけタフネスを削ってパワーに傾倒しているにもかかわらず、パワーが点数で見たマナ・コストに届いていないとは。
大型クリーチャーをブロックして相撃ちさせるにはいいですが、それだと速攻が無意味ですし。
うまくブロッカーがいないタイミングを見計らって走らせられるならいいんですが。
色マナ調整がそれほど得意でないこの2色でマナを安定させられるのは便利なんですけどね。
ちなみにこのカードと《青ざめた出家蜘蛛》はエントリーセットに2枚入っているので、
サイクルの他のカードもエントリーセットに入ってるんじゃないですかね。
青黒が《Jhessian Zombies》、赤緑が《Valley Rannet》辺りでしょうか。
白青はちょっと何とも言えないですね。

《クァーサルの群れ魔道士》は、戦闘用の能力とパーマネント対策の能力を持っていて汎用性が高いです。
しかも例によって2マナ2/2。2マナ2/2はスロットが飽和気味ですね。
使うかどうかは、デッキ次第で他の熊たちと比較して決めるということになりそうです。

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