少し間が空きましたが、第4弾。
コモン構築での評価を考える雑感コーナー。

《ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel(LRW)》
修整値の合計としては《金床の拳/Fists of the Anvil(10E)》と同じ。まあ、悪くはないのかも。でも自分のクリーチャーを守る効果があるわけでなし、《粗暴な力/Brute Force(PLC)》とかの方が安定はしそうに思えます。

《斧研ぎの巨人/Axegrinder Giant(LRW)》
赤い《大喰らいのワーム/Craw Wurm(10E)》。巨人を場に出しておきたい場合でも、あえてこれを選ぶ理由は薄い気がしますね。《フォモーリの遊牧の民/Fomori Nomad(FUT)》とかもいるわけで。

《がなりたてるボガート/Caterwauling Boggart(LRW)》
ゴブリンやエレメンタルに先制攻撃持ちがいたりすれば少し評価が上がったかも。

《巨人の憤り/Giant’s Ire(LRW)》
クリーチャーに当たらないのでちょっと厳しいですかね。ただキャントリップはおいしい。サイクルの中では、条件達成を多相に頼る割合が高め。

《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil(LRW)》
4ターン目に《斧研ぎの巨人》や《住処見張りの巨人/Lairwatch Giant(LRW)》が出せます。って言うか巨人デッキを組もうと思ったらこういうのが必要になるんじゃないかって気がします。

《煙束ね/Smokebraider(LRW)》
エレメンタルデッキに4枚必須っぽいカード。エレメンタルデッキがコモンの範囲で組めるのかどうか怪しいですが、ともかく加速力はかなりのもの。

《ごたごた/Hurly-Burly(LRW)》
相手のフェアリーだけ一掃とかできます。これがどの程度使える環境なのかは検証が必要かな。《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》がやっぱり強いのであればいるかもしれないけれども、地上限定なら《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》もあるので。

《死角持ちの巨人/Blind-Spot Giant(LRW)》
多相でない巨人としてはこれがもっとも軽い。4マナの巨人は《丘巨人/Hill Giant(10E)》、《低地の鈍愚/Lowland Oaf(LRW)》、《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant(LRW)》。うーん、多相で条件をクリアするしかなさそうで、ではそこまでする価値があるか、と言うと。

《タール火/Tarfire(LRW)》
ゴブリンであることの利点は、一般のスタンダードは《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》をはじめいろいろとありますが、コモン構築では《ボガートの誕生の儀式/Boggart Birth Rite(LRW)》くらい。それを利用できるなら、と言ったところですね。

《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin(LRW)》
ここまで来ると、マナ・シンボルがいくつあるのか即座には判断しがたいですね。(笑)普通に《力の織り手/Might Weaver(10E)》を超えたスペックなので、2マナクリーチャーとして選択肢にはなりえます。《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》などなら、トランプルも活かせるかな。

《断層削り/Faultgrinder(LRW)》
土地破壊と言うよりフィニッシャーとして使うようなレベルですね。《嘆きウェルク/Mournwhelk(LRW)》と違って4/4トランプルというサイズは一応頼もしい。遅いデッキを作らないと、そもそも出てきませんが。

《鋳塊かじり/Ingot Chewer(LRW)》
ラヴニカ・ブロックや時のらせんと違い、《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》という明確な破壊対象が存在する為、アーティファクト破壊カードにもそれなりの意味がある環境です。…まあ、5マナ3/3が微妙なので、《スマッシュ/Smash(10E)》や《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》の方が良さそうにも思えますが。

《つっかかり/Lash Out(LRW)》
コモン構築では大抵のデッキにクリーチャーが入っているので、対象に困ることは無さそうです。激突に勝てばかなりの高効率火力には違いなく、わずかながらライブラリー操作も可能なので、意外とやり手かもしれないなと思います。《ギャサンの略奪者》や《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier(TSP)》があると激突に勝ちやすかったりしますし。

《低地の鈍愚/Lowland Oaf(LRW)》
これを使って飛ばすほどのゴブリンはいなさそうです。一応《丘巨人》よりは強いのですが、これと言って巨人を使いたいと思わせるカードがあまり…。

《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner(LRW)》
重いのですが潜在的に3点火力なので、クリーチャーゆえの回収しやすさを活かせるなら使うのも手かもしれません。ただ、生け贄に捧げる手段も無いと微妙かな。

《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》
想起でない場合、極めて高い確率で自身を対象にしそうなカードですね。4/2の状態でブロックされて死んでも、実際は2/2なのであまり損した気がしないのはいいかもしれません。

《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire(LRW)》
多相も焼けるので、撃てる対象自体は《眼腐りの終焉/Eyeblight’s Ending(LRW)》などより広いです。タフネス依存なので、倒せるかどうかは別問題ですが。
それはともかく、5マナのソーサリーというのがリミテッド・クオリティでしかないので厳しめ。大抵のクリーチャーを焼く分には《雪崩し/Skred(CSP)》や《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》で事足りるでしょうし。…と言うか、《雪崩し》が他のクリーチャー限定火力の居場所を無くし過ぎです。

《針落とし/Needle Drop(LRW)》
《すさまじい痛み/Crushing Pain(CHK)》と違ってプレイヤーにも撃てるため、まず無駄にはならないのは利点。もちろん、プレイヤーに1点だけ与えても大した影響は無いのですが。
キャントリップは嬉しい要素ですが、もしこれの条件達成に他の火力やチャンプブロックを用いてクリーチャーにダメージを与えていたとしたら、その分を埋め合わせているだけなのでアドバンテージにはなりませんね。

《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling(LRW)》
最大3/1まで。多相以外にさほど強さが見出せないです。まあ、多相が重要な環境には違いないかもしれませんが。

《ボガートの食料隊/Boggart Forager(LRW)》
先触れ系サーチが無いコモン構築では、激突で嫌なカードを見せられた時くらいしか使えないですね。コモン構築じゃなくても出番が無いであろうカードですけど。

《ボガートの妖精追い/Boggart Sprite-Chaser(LRW)》
赤にフェアリーがいないので、自身と同じ色で相方を見つけられる《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart(LRW)》よりは扱いにくいですかね。赤は多相が《火腹の変わり身》であまり実用的ではなさそうなのも辛いところ。
まあ、《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》があればあまり関係無いのですが、条件達成してもパワーが2ですし。

《炎族の喧嘩屋/Flamekin Brawler(LRW)》
《吸血コウモリ/Vampire Bats(10E)》っぽさが感じられますが、相違も多いですね。パワーだけでは突破できないので、火力で上手くブロッカーを除去するか《魂光りの炎族》辺りで補助しなきゃいけなさそうですが。

《マムシ杖のボガート/Adder-Staff Boggart(LRW)》
《つっかかり》に近い類のカードかもしれません。土地が公開されても下に置けるので、多少ドローの質が安定しますし、勝てば勝ったで3/2。火力を兼ねる《エンバーワイルドの占い師/Emberwilde Augur(FUT)》には敵わないまでも、2マナパワー2としては結構な戦力。

赤はゴブリンとエレメンタルが大部分を占めます。巨人はほぼ無かった物のようになってしまっていますが。(苦笑)
激突カードの質が他の色と比べて高いと思われるので、ドローの安定化が見込めるのではないかと期待してみます。
ただ、他に目を見張るカードってせいぜい《煙束ね/Smokebraider(LRW)》とか《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》程度なんですよね…。

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