コモン構築でのイゼット

今日からギルドパクトがトーナメントリーガルになりました。
諸事情によりあまり手をつけてない状況です。まあ仕方ない。

オルゾフ、グルールに続いてイゼット考察です。

イゼットのキーワード能力は複製です。
コモンで複製を持つカードは以下の4種類。
《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》
《思考訓練/Train of Thought(GPT)》
《連弾炎/Pyromatics(GPT)》
《飛び火/Leap of Flame(GPT)》
他の2ギルドはコモンにキーワード能力持ちが5枚ありましたが、イゼットは1枚少ないです。赤の単色カードが少ないことの影響がこんなところにも出ています。
複製は自力でコピーを作ることが出来る能力です。コモンのものはいずれも比較的軽めですから、たくさん複製することが容易です。しかし単発ではまず使いようの無い効果。序盤も終盤も使える汎用性が売りとは言え、できれば2つ分くらいは複製したいところです。

イゼットのテーマとしてはインスタントとソーサリーが挙げられますが、上記以外の新カードは、《撤廃/Repeal(GPT)》と《驚愕ルーン/Runeboggle(GPT)》のみです。《撤廃(GPT)》は興味深いカードですが、《驚愕ルーン(GPT)》はあまり使いたくはないですね…。
むしろクリーチャーの方が、インスタントとソーサリーというテーマをうまく出していると言えそうです。インスタントとソーサリーに支援されるカードとして《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》が、支援するカードとして《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》が登場しました。
また、向上クリーチャーも《ショック/Shock(9E)》や《送還/Unsummon(8E)》を内蔵したものとなっています。

さて、今回もデッキを。

13《島/Island》
7《山/Mountain》
2《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》

4《検分するスプライト/Surveilling Sprite(RAV)》
3《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater(CHK)》
4《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》
4《ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite(BOK)》
4《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》

3《消耗の渦/Consuming Vortex(CHK)》
4《ショック/Shock(9E)》
4《手練/Sleight of Hand(9E)》
3《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》
2《時の引き潮/Time Ebb(9E)》
3《火山の鎚/Volcanic Hammer(9E)》

《小柄な竜装者(GPT)》を軸としたビートダウンです。カウンターは使わず、火力やバウンスで戦線を支えます。
《小柄な竜装者(GPT)》がいるので自分のターンに呪文を使うことが多いので、ソーサリー寄りになっています。

ギルドパクトのカードが《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》と《小柄な竜装者(GPT)》だけというのも味気無いので、こんなのも作ってみました。

11《島/Island》
9《山/Mountain》
4《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》

4《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》
3《ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite(BOK)》
3《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》

3《消耗の渦/Consuming Vortex(CHK)》
4《霊魂放逐/Remove Soul(9E)》
2《思考縛り/Thoughtbind(CHK)》
4《ショック/Shock(9E)》
3《連弾炎/Pyromatics(GPT)》
3《山伏の炎/Yamabushi’s Flame(CHK)》
3《思考訓練/Train of Thought(GPT)》
4《イゼットの印鑑/Izzet Signet(GPT)》

カウンターバーンです。除去されにくい《ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite(BOK)》で殴り、《連弾炎(GPT)》で勝利します。
しかしそれほど制圧力のあるカードが無いので微妙なところです。《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TE)》や《弧状の稲妻/Arc Lightning(UZ)》があった時との時代の差を感じます。全体除去らしいカードが《山伏の嵐/Yamabushi’s Storm(CHK)》や《燃えさしの雨/Rain of Embers(RAV)》レベルですから、効かないデッキにはどうにも。

3ギルド考察はこれで終わりです。
ただデッキ作っただけという感じではありますが、何かしらの参考にでもなれば。
3色デッキやその他の2色の組み合わせは思いついたときにでも書くことにします。