コモン構築でのオルゾフ
2006年2月6日 MTG:コモンデッキギルドパクト後のコモン構築を考えるということで、まずは順当に新たに加わった3つのギルドのデッキを見てみたいと思います。
ということで第1弾として白黒ギルドのオルゾフ組を。
オルゾフのキーワード能力は憑依です。
コモンで憑依を持つカードは以下の5種類。
《赦免のスラル/Absolver Thrull(GPT)》:エンチャント破壊
《月の祈祷/Benediction of Moons(GPT)》:ライフ回復
《オルゾフの安死術士/Orzhov Euthanist(GPT)》:限定クリーチャー除去
《悔恨の泣き声/Cry of Contrition(GPT)》:手札破壊
《盲目の狩人/Blind Hunter(GPT)》:ドレイン
白単の2種はだいぶ厳しいです。《赦免のスラル(GPT)》はメタ次第では考えられなくは無いですが、白の得意分野である能力だけに競争相手が多すぎます。
残り3種は十分使用に堪えうるかと思います。一線級とは限りませんが。
ただし憑依という能力自体、効果を発揮するのに2段階手順を踏まなければならない遅めの効果であることが懸念材料です。また黒の2種はタイミング次第では完全に無駄となる能力であるのも問題。
オルゾフ組が得意とするもう1つの能力としてドレインがあります。
しかし新カードのコモンだけに限ってしまうと、あまり数は多くありませんね。
《薄暗がりへの消失/Douse in Gloom(GPT)》
《盲目の狩人/Blind Hunter(GPT)》
(《哀悼のスラル/Mourning Thrull(GPT)》)
しかしこれらはクリーチャー主体になりやすいコモン構築において、ダメージレースを有利にする力があります。
あとはそれぞれの色の特色ですが、書くときりが無いのでギルドパクトで強化された部分のみ挙げることにしましょう。
今回手札破壊が3種類(《悔恨の泣き声/Cry of Contrition(GPT)》、《金切り声の混種/Shrieking Grotesque(GPT)》、《酷評/Castigate(GPT)》)登場していますが、どれもコスト・パフォーマンスが高いです。特に《金切り声の混種(GPT)》はクリーチャーとしても十分な性能を誇ります。
そして目立ったカードとして他に《不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless(GPT)》があります。エンチャントでの除去は白の得意分野の1つです。ラヴニカ登場後はライフ回復を兼ねる《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》がスタンダードでも注目されていますが、《不眠の晒し台(GPT)》はそれとは逆の方向でライフ・アドバンテージを得ます。クリーチャーの動きを止める効果そのものが自分のライフの減少を抑えますから、ある意味これもドレインと言えるかもしれません。
と、いろいろ書いたものの、除去が強力な現環境では単体でフィニッシャーになれるクリーチャーはいないので、普通にビートダウンくらいしかこの色では組めなさそうです。
クリーチャーですが、前述の通り回避能力を意識しています。
1マナクリーチャーは不採用。《灯籠の神/Lantern Kami(CHK)》なども確かにアリなのですが、通常のスタンダードのように《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》や《栄光の頌歌/Glorious Anthem(9E)》といったクリーチャー強化が無いため、大きな影響がありません。1マナクリーチャーがいない場合、相手の先攻の1マナ1/1を2ターン目にブロックできず、《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》や狂喜ONの《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》が脅威となる場合がありますが、これらは実際問題そこまで高確率では起こりませんし、また、こちらが1マナクリーチャーを数枚入れたところで防げる可能性もまた低いと考えます。後から対処可能な範囲ですし。
《引き裂かれた記憶/Shred Memory(RAV)》は完全なメタカードです。この環境では《死の否定/Death Denied(SOK)》によるアドバンテージは大きいですし、また秘儀デッキの《禍御鳴の激憤/Ire of Kaminari(BOK)》への対策にもなります。またこのデッキは《死の否定(SOK)》含め2マナのカードが多いので、無駄にもなりません。
とりあえず今回は以上で。
ということで第1弾として白黒ギルドのオルゾフ組を。
オルゾフのキーワード能力は憑依です。
コモンで憑依を持つカードは以下の5種類。
《赦免のスラル/Absolver Thrull(GPT)》:エンチャント破壊
《月の祈祷/Benediction of Moons(GPT)》:ライフ回復
《オルゾフの安死術士/Orzhov Euthanist(GPT)》:限定クリーチャー除去
《悔恨の泣き声/Cry of Contrition(GPT)》:手札破壊
《盲目の狩人/Blind Hunter(GPT)》:ドレイン
白単の2種はだいぶ厳しいです。《赦免のスラル(GPT)》はメタ次第では考えられなくは無いですが、白の得意分野である能力だけに競争相手が多すぎます。
残り3種は十分使用に堪えうるかと思います。一線級とは限りませんが。
ただし憑依という能力自体、効果を発揮するのに2段階手順を踏まなければならない遅めの効果であることが懸念材料です。また黒の2種はタイミング次第では完全に無駄となる能力であるのも問題。
オルゾフ組が得意とするもう1つの能力としてドレインがあります。
しかし新カードのコモンだけに限ってしまうと、あまり数は多くありませんね。
《薄暗がりへの消失/Douse in Gloom(GPT)》
《盲目の狩人/Blind Hunter(GPT)》
(《哀悼のスラル/Mourning Thrull(GPT)》)
しかしこれらはクリーチャー主体になりやすいコモン構築において、ダメージレースを有利にする力があります。
あとはそれぞれの色の特色ですが、書くときりが無いのでギルドパクトで強化された部分のみ挙げることにしましょう。
今回手札破壊が3種類(《悔恨の泣き声/Cry of Contrition(GPT)》、《金切り声の混種/Shrieking Grotesque(GPT)》、《酷評/Castigate(GPT)》)登場していますが、どれもコスト・パフォーマンスが高いです。特に《金切り声の混種(GPT)》はクリーチャーとしても十分な性能を誇ります。
そして目立ったカードとして他に《不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless(GPT)》があります。エンチャントでの除去は白の得意分野の1つです。ラヴニカ登場後はライフ回復を兼ねる《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》がスタンダードでも注目されていますが、《不眠の晒し台(GPT)》はそれとは逆の方向でライフ・アドバンテージを得ます。クリーチャーの動きを止める効果そのものが自分のライフの減少を抑えますから、ある意味これもドレインと言えるかもしれません。
と、いろいろ書いたものの、除去が強力な現環境では単体でフィニッシャーになれるクリーチャーはいないので、普通にビートダウンくらいしかこの色では組めなさそうです。
8《平地/Plains》それほど色を偏らせないタイプです。方針としては、手札破壊を絡めながらのビートダウン戦略です。大型クリーチャーを擁するゴルガリやグルール(ステロイド)にはサイズではとても敵わないので、軸をずらして回避能力で攻めます。
10《沼/Swamp》
3《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica(GPT)》
4《古参兵の武具師/Veteran Armorer(RAV)》
4《金切り声の混種/Shrieking Grotesque(GPT)》
4《鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat(CHK)》
3《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》
4《盲目の狩人/Blind Hunter(GPT)》
3《哀悼のスラル/Mourning Thrull(GPT)》
4《最後の喘ぎ/Last Gasp(RAV)》
2《引き裂かれた記憶/Shred Memory(RAV)》
2《死の否定/Death Denied(SOK)》
2《肉体の奪取/Rend Flesh(CHK)》
3《酷評/Castigate(GPT)》
4《不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless(GPT)》
クリーチャーですが、前述の通り回避能力を意識しています。
1マナクリーチャーは不採用。《灯籠の神/Lantern Kami(CHK)》なども確かにアリなのですが、通常のスタンダードのように《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》や《栄光の頌歌/Glorious Anthem(9E)》といったクリーチャー強化が無いため、大きな影響がありません。1マナクリーチャーがいない場合、相手の先攻の1マナ1/1を2ターン目にブロックできず、《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》や狂喜ONの《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》が脅威となる場合がありますが、これらは実際問題そこまで高確率では起こりませんし、また、こちらが1マナクリーチャーを数枚入れたところで防げる可能性もまた低いと考えます。後から対処可能な範囲ですし。
《引き裂かれた記憶/Shred Memory(RAV)》は完全なメタカードです。この環境では《死の否定/Death Denied(SOK)》によるアドバンテージは大きいですし、また秘儀デッキの《禍御鳴の激憤/Ire of Kaminari(BOK)》への対策にもなります。またこのデッキは《死の否定(SOK)》含め2マナのカードが多いので、無駄にもなりません。
とりあえず今回は以上で。
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